今回から、介護について数回に分けて解説したいと思います。
育児と仕事の両立も大切ですが、介護と仕事の両立も同様に重要です。
まず、ご存じのとおり日本は少子高齢化が進んでいます。下の統計データをご覧ください。
出典:厚生労働省作成「介護保険制度の概要」(令和7年7月)P15より一部抜粋し、加工して作成
2020年の高齢化率は28.6%ですが、2070年には高齢化率は38.7%にまで増加すると推計されています。高齢化に対応するために必要不可欠なのが介護サービスです。そして、その介護サービスを提供するための国の制度が介護保険制度です。
その概要を以下の国の資料をもとにご紹介します。
出典:厚生労働省作成リーフレット「介護保険制度について(40歳になられた方へ)」(日本語版(4枚))P1より一部抜粋し、加工して作成
出典:厚生労働省作成リーフレット「介護保険制度について(40歳になられた方へ)」(日本語版(2枚))P1より一部抜粋し、加工して作成
上記のように、大きく分けると65歳以上が第1号被保険者、40~64歳が第2号被保険者というのが原則です。私も今年40歳ですが、40歳になると第2号被保険者となり、介護保険料の支払いが始まります。
介護保険制度の財源の仕組みは以下のとおりです。
出典:厚生労働省作成リーフレット「介護保険制度について(40歳になられた方へ)」(日本語版(4枚))P2より一部抜粋し、加工して作成
このように、全体の財源のうち、50%を保険料(第1号+第2号)から、50%を公費(市町村+都道府県+国)から賄っているという現状です。
また、高齢化の進展により、介護保険の費用や保険料は以下のとおり上昇し続けています。
出典:厚生労働省作成「介護保険制度の概要」(令和7年7月)P20より一部抜粋し、加工して作成
以上が、「労務⑮ 介護保険制度の概要について」とその注意点です。次回は介護サービスの利用について解説したいと思います。少しでも参考になれば幸いです。
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