今回は施設や事業所の環境整備について解説します。
この環境整備は、性暴力の未然防止という観点から非常に重要です。
出典:こども家庭庁作成「こども性暴力防止法施行ガイドライン」P117図解26より一部抜粋・引用し、加工して作成
性暴力は以下のような、児童と1対1になりやすい場所で起きています。そのため、そのような場所について、対策が必要となります。
出典:こども家庭庁作成「教育・保育等を提供する事業者による児童対象性暴力等の防止等の取組を横断的に促進するための指針(横断指針)」P21より一部抜粋・引用し、加工して作成
具体的に必要な対策については、ハード面とソフト面に大別されます。
ガイドラインでも、死角をなくすなどの物理的環境の見直し(ハード面)と、巡回の実施や強化などの体制整備(ソフト面)の両面からの対策が重要とされています。
出典:こども家庭庁作成「教育・保育等を提供する事業者による児童対象性暴力等の防止等の取組を横断的に促進するための指針(横断指針)」P21,22より一部抜粋・引用し、加工して作成
そしてこのハード面のうち、特に防犯カメラの活用の有効性について触れられています。
出典:こども家庭庁作成「こども性暴力防止法施行ガイドライン」P120より一部抜粋・引用し、加工して作成
ここでのポイントとしては、抑止力という目的だけでなく、児童と従業員の双方を守る目的があるということです。防犯カメラを設置する場合、従業員にとっては疑われているような心情になるかもしれませんが、証拠によって従業員自身を守る意味があるということを伝える必要があります。
ただ、防犯カメラ設置にあたっては、プライバシー保護の観点などからルール作りが不可欠です。また、撮影が難しい閉鎖空間については、入口にカメラを設置して入退室のみ記録するという方法もあります。
出典:こども家庭庁作成「こども性暴力防止法施行ガイドライン」P121より一部抜粋・引用し、加工して作成
なお、防犯カメラの運用プロセスについては、関係者間の丁寧な合意形成が必要ですが、保護者一人一人の文書による同意が必須とされているわけではありません。
出典:こども家庭庁作成「こども性暴力防止法に関する Q&A」P82より一部抜粋し、加工して作成
以上が、「施設や事業所の環境整備(防犯カメラ設置含む)について」の解説です。少しでも参考になれば、幸いです。
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